リーダーは男女問わず『男』である
安岡正篤氏の人間学講座「運命を開く」に
「男」の説文学という一節があります。
男の上の文字「田」。
周りの□は一定区画を表す。
真ん中の十は縦横の道を表す。
即ち田には道が大事だ。
田地だけではない、人生すべてのこと然り、
何処へ行くにも、何をするにも、
まず道をつけなければならぬ。
道を践なければならぬ。
それによらなければ動きが取れない。
人格も道をつける、道を知るということがなければ
何もできるものではない。
さらに
力は「(つと)める」と読む とあります。
調べてみると
単にパワーを意味するだけではなく、
精を出して事を行うという意味もありました。
男と言う字は、田に力めると描き、物事に縦横の道をつけること。
つまり男とは
〝道を知り、自らその道を切り拓く力のある者″
ということではないでしょうか。
肉体的な力や財を成す力を得ていても
人の道を知らず、人の道を踏み外す者は「真の男にあらず」と
この字は教えているのです。
リーダーたる者
男女を問わず『男』でありたいものです。
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