井の蛙大海を知らず
井の蛙大海を知らず
狭い世界に生きていると広い世界があることを知らずにいる
という意味の諺。
これには「されど天の高さを知る」という続きがあります。
「井の蛙大海を知らず されど天の高さを知る」
深い井戸の中は左右前後と狭いけれど、
見上げれば一直線で太陽、月、星の動き、遥かなる宇宙を視ることができる。
そして、雑念に惑わされることなく、天地の道を追い求めることができる。
創業間もない若かりし頃、
住宅づくりの基本を理解せず推し進めた結果、
随分苦い思いをしました。
そんな時に出会ったのがこの諺でした。
自然の摂理や天地の真理を理解すること、
そして何事も考え方の基本を確立してから、見識を広げ、
世に貢献していくことが大切だと学んだのです。
私の住宅づくりの基本は「住まう人の幸せ」を考えることです。
住まう人に幸せに暮らしてもらうために、私たちプロは何をするべきか。
それは、
体も心も健やかに暮らせる家を創ることでした。
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