ご存知でしたか?浦島太郎の話。
童話「浦島太郎」は室町時代から伝わる
誰もが聞いたことのある昔話です。
亀を助けた優しい心を持つ漁師へ
急激に老いるという罰を与える物語は
私たちに何を伝えたいのでしょうか。
月刊誌「知致」に興味深い記事が載っていました。
浦島太郎は
「良い所がありますよ」という亀の誘いに、なぜ乗ったのか。
なぜ開けてはいけない玉手箱を開けてしまったのか。
-解説- ※諸説あります
浦島太郎は、亀を助けてやったのだから
自分が望んでいる「良い所」に連れて行ってくれるだろう
と勝手に思い込んでしまった。
しかし、
漁師という職業で家族を養い、生計を立てていた浦島太郎にとって
竜宮城での暮らしは自分の求めていた「良い所」ではないことに気づき
土産をもらい、帰ることにした。
ところが時既に遅し。
戻った場所は数百年後、太郎を知る者は誰一人いなかった。
そもそも、
亀の言う「良い所」と浦島太郎の想像する「良い所」は異なっていたのです。
互いが確認せず、思い込みで行動に移した結果、職と家族を失い
さらにその思い込みは、開けてはならない玉手箱を開けたことにより
老いを代償として払わなければならないという結末となりました。
童話「浦島太郎」は身勝手な思い込みの恐ろしさを教えてくれる昔話だった
という記事でした。
友人に「良い店がある」と誘われて一緒に行ってみたら、
彼の馴染みの店であり、彼にとっては良い店であることに気づき、
腑に落ちない気分で家路に就いた。
こんな経験、ありませんか?
今も昔も
思い込みで失敗してしまうことってよくありますよね。
くれぐれもお気を付け下さい。
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