2016.11.30 08:35リーダーは男女問わず『男』である安岡正篤氏の人間学講座「運命を開く」に「男」の説文学という一節があります。男の上の文字「田」。周りの□は一定区画を表す。真ん中の十は縦横の道を表す。即ち田には道が大事だ。田地だけではない、人生すべてのこと然り、何処へ行くにも、何をするにも、まず道をつけなければならぬ。道を践なければならぬ。それによらなければ動きが取れない。人格も道をつける、道を知るということがなければ何もできるものではない。さらに...
2016.11.17 01:11ご存知でしたか?浦島太郎の話。童話「浦島太郎」は室町時代から伝わる誰もが聞いたことのある昔話です。亀を助けた優しい心を持つ漁師へ急激に老いるという罰を与える物語は私たちに何を伝えたいのでしょうか。月刊誌「知致」に興味深い記事が載っていました。浦島太郎は「良い所がありますよ」という亀の誘いに、なぜ乗ったのか。なぜ開けてはいけない玉手箱を開けてしまったのか。-解説- ※諸説あります浦島太郎は、亀を助けてやったのだから自分が望んでい...
2016.11.10 05:47龍と経営者私は若い時、よく龍の夢を見ました。幼いとき遊んだ川に入り、魚を追っていると大きな鯉が出てくる。鯉を追って川を上って行くと滝壺が現れ、鯉が突然龍に変わり、私に襲ってきて目が覚める。おかしな夢だと思っていましたが、数年前、易経学者竹村亜希子さんの講演会に参加した際、龍は鯉の化身であることを知りました。そして『易経』の最初に出てくる龍の物語を聞いた私は若い頃見ていた龍の夢を通して、何か一本の線につながっ...
2016.11.08 07:19身長182㎝、大柄だった二宮金次郎の生き方江戸時代後期の日本人としてはかなりの長身だった二宮金次郎。薪を背負いながら本を読む小僧のイメージですがどのような人生を送った人物なのか知る人は少ないでしょう。そんな二宮金次郎の子孫がご存命であることもあまり知られていません。人間学を学ぶ月刊誌「知致」の講演会に参加した際、二宮金次郎の七代目子孫にあたる中桐真理子さんと知り合いました。金次郎の像に込められた教えはどのようなことだったのかと尋ねてみたと...
2016.11.02 09:50坂本龍馬とカンパニー坂本龍馬は1867年12月10日31歳の若さで生涯を終えましたが、150年経った今でも坂本龍馬は老若男女、多くの日本人を魅了しています。なぜでしょうか。江戸お玉が池の千葉周作道場で塾長を務めるほどの腕前となった坂本龍馬は勝海舟と出会い心酔します。そして、二人が命がけで伝えたかったのは「カンパニー精神」だったのではないでしょうか。利益を仲間と分かち合う組織づくりこそが日本の未来を切り拓く革新的一歩と...