2016.12.17 04:46『温故知新』深い意味最近のベストセラー『「いい質問」が人を動かす』著者/谷原誠 文響社企業、夫婦、親子と全ての人間関係に役に立つ本です。この本を読みながら、論語の一説「温故知新」を思い出しました。故きを温(たず)ねて 新しきを知る 以て師と為るべし安岡正篤先生の「知命と立命」に面白い話が載っていました。*******************************「困」という字は面白い。囲いの中に木を入れてある。木と...
2016.12.08 06:46人生において本当に大切な物は何か********************************ビルは高くなる一方だけど、人の気は短くなる一方だ。高速道路は広くなったけど、人の視野は狭くなった。お金はじゃんじゃん使っているが、得るのは少ない物は買いまくっているものの、楽しみは少なくなるばかり。学のある人は増えたが、常識がある人はめっきり減った。薬が増えたのに、病気がなくなる気配がない。夜更かしをし過ぎるあまり、朝起きた時にはすで...
2016.12.01 09:59ゴルフが上手な人は読まないでください。ゴルフは止まっているボールを打つゲームです。ハエや蚊は動かなければ簡単に叩くことができます。しかし、止まっているゴルフボールを的確にヒットさせることは決して簡単なことではありません。何か、時の流れや人生によく似ていると思う時があります。クラブを構えてボールを見つめるのが現在、ボールを打つためのバックスインが過去、ボールを打った後のホロースイングが未来。バックスイング(過去)の形にこだわると、腰がス...
2016.11.30 08:35リーダーは男女問わず『男』である安岡正篤氏の人間学講座「運命を開く」に「男」の説文学という一節があります。男の上の文字「田」。周りの□は一定区画を表す。真ん中の十は縦横の道を表す。即ち田には道が大事だ。田地だけではない、人生すべてのこと然り、何処へ行くにも、何をするにも、まず道をつけなければならぬ。道を践なければならぬ。それによらなければ動きが取れない。人格も道をつける、道を知るということがなければ何もできるものではない。さらに...
2016.11.17 01:11ご存知でしたか?浦島太郎の話。童話「浦島太郎」は室町時代から伝わる誰もが聞いたことのある昔話です。亀を助けた優しい心を持つ漁師へ急激に老いるという罰を与える物語は私たちに何を伝えたいのでしょうか。月刊誌「知致」に興味深い記事が載っていました。浦島太郎は「良い所がありますよ」という亀の誘いに、なぜ乗ったのか。なぜ開けてはいけない玉手箱を開けてしまったのか。-解説- ※諸説あります浦島太郎は、亀を助けてやったのだから自分が望んでい...
2016.11.10 05:47龍と経営者私は若い時、よく龍の夢を見ました。幼いとき遊んだ川に入り、魚を追っていると大きな鯉が出てくる。鯉を追って川を上って行くと滝壺が現れ、鯉が突然龍に変わり、私に襲ってきて目が覚める。おかしな夢だと思っていましたが、数年前、易経学者竹村亜希子さんの講演会に参加した際、龍は鯉の化身であることを知りました。そして『易経』の最初に出てくる龍の物語を聞いた私は若い頃見ていた龍の夢を通して、何か一本の線につながっ...
2016.11.08 07:19身長182㎝、大柄だった二宮金次郎の生き方江戸時代後期の日本人としてはかなりの長身だった二宮金次郎。薪を背負いながら本を読む小僧のイメージですがどのような人生を送った人物なのか知る人は少ないでしょう。そんな二宮金次郎の子孫がご存命であることもあまり知られていません。人間学を学ぶ月刊誌「知致」の講演会に参加した際、二宮金次郎の七代目子孫にあたる中桐真理子さんと知り合いました。金次郎の像に込められた教えはどのようなことだったのかと尋ねてみたと...
2016.11.02 09:50坂本龍馬とカンパニー坂本龍馬は1867年12月10日31歳の若さで生涯を終えましたが、150年経った今でも坂本龍馬は老若男女、多くの日本人を魅了しています。なぜでしょうか。江戸お玉が池の千葉周作道場で塾長を務めるほどの腕前となった坂本龍馬は勝海舟と出会い心酔します。そして、二人が命がけで伝えたかったのは「カンパニー精神」だったのではないでしょうか。利益を仲間と分かち合う組織づくりこそが日本の未来を切り拓く革新的一歩と...
2016.10.31 01:57目覚める幼児期、自我が芽生えるのは3、4歳からと言われます。その頃から養われるのが「自己決定力」です。自分で考え、判断し、決断する力。身近な例として、母親は子供の体をゆすり起こし、無理やり洋服を着替えさせ、ご飯食べさせ、送り出す。時折、通学路で眠そうにフラフラ歩いている子供を見かけます。一日が始まる朝、眠っていたい自分と、起きなければと思う自分が存在します。これからの季節はますます、その二人の自分が行った...
2016.10.29 03:26志しパナソニック創業者である松下幸之助氏。経営者となれば一度は必ず心に触れるであろう人物。私自身が尊敬する経営者の一人です。住宅づくりを生業とする私にとって、志す先が氏と同じだと知ることができた瞬間、改めて身の引き締まる思いがしました。「住まいは人間形成の道場」孟子のことばに〝居は気をうつす〟というのがあるそうだ。つまり、住まいというものは、そこには住む人の心を変化させ、一つの性格を形づくる力をもって...
2016.10.26 04:45立体設計お客様の低年齢化や都市集中化で間取りの縮小化が進んでいます。低年齢層は家賃並みローンでマイホームを夢見ています。若者の都市集中化は土地購入費が高く、建築費に回す予算が少なくなります。高品質住宅の義務化よる資材や人件費の高騰も、建坪減少の原因です。建坪の削減対象になるのは収納スペースが一番先ですが、お客様が求めているのも一番が収納スペースです。この矛盾を解決するには1・2Fだけの平面設計から、使われ...